大学における学術研究資源を活用した基盤の戦略的強化について(RU11緊急声明)
学術研究懇談会(RU11)では、このたび、大学における学術研究資源を活用した基盤の戦略的強化について緊急声明を発表しました。(平成26年7月4日)
大学における学術研究資源を活用した基盤の戦略的強化について(RU11緊急声明)
(1) 国立大学の基盤財源としての運営費交付金の配分見直しについて
国立大学の特別経費プロジェクトである「教育研究プロジェクト」は、中長期的な視点で地道な活動を支援することにより、大きな成果をあげるものが少なくありません。このようなプロジェクトは、優秀な若手人材育成のための土壌になるものでもあり、一定期間の継続性を確保することが重要です。このような観点から、教育研究プロジェクトの第3期中期計画以降の連続性について柔軟な対応を強く求めます。
(2)大学院充実のための国公私立大学を通じた公募型事業について
大学院教育強化のためのG-COEプログラムや博士課程教育リーディングプログラム、グローバル化促進のためのG30プログラムなど、いずれも大きな成果をあげてきており、多くの事業が公募による時限事業として進められてきました。これら事業は最終年度まで継続することはもちろん今後の大学における国際化、機能強化などの観点から極めて重要なものであるため、今後も複数年にわたり継続する事業に対する国の恒久的な財政的支援を強く求めます。